今回ご紹介するのは「COMME des GARCONS HOMME PLUS」のジャケット。
"HOMME PLUS"はギャルソンの中でもメンズのコレクションラインであり、世界的にも最も注目されているコレクションです。
https://www.fashion-press.net/collections/gallery/24409/424521
そんな"HOMME PLUS"の17SS 「The King Is Naked」 通称"裸の王様期"のアイテム。
このシーズンの特徴はその名前の通り、シースルーの服と王冠に似せた髪型。
登場するアイテムはコートやジャケットだけでなくスニーカーまでも中が見える透明のアイテムが特徴的でした。
また、もう一つこのシーズンで多かったのがノーカラーのアイテム。
https://www.fashion-press.net/collections/6332
こういった襟のない物ですね。
ジャケットやコートなど、例年より多く使われていたように思います。
そんなノーカラーのアイテムの中から今回の紹介になります。
コムデギャルソンの中でも特徴的と言える縮絨加工を施したノーカラーのジャケット。
ボタンはもちろん茶色の変形したボタン、通称飴ボタンです。
ポリ縮に飴ボタンなので、一目見てギャルソンと分かるジャケットになっています。
ちなみに縮絨加工とは？
ギャルソンが最も得意としており、ギャルソンと言えばという手法です。
繊維を化学薬品で収縮させて古着の様な独特のシワ感を作る技術ですね。
これには収縮率計を算した高い技術が必要で、それができるのがギャルソンの凄さとも言われています。
素材にはウール縮絨とポリエステル縮絨があり、どちらもギャルソンの中で売れ筋のアイテムです。
ちなみにこちらリバーシブル使用。
大きく印象が変わるわけではありませんが、ボタンが見えなくなるのと、胸元のロゴがワンポイントになります。
サラッとTシャツの上から羽織るのはもちろん、ノーカラーなので、シャツの上から羽織っても襟が重ならずにすっきりとした印象になります。
引き立て役でありながら、コムデギャルソンを十分に感じられる一着ではないでしょうか。