根強い人気を誇る yohji yamamoto(ヨウジヤマモト)
当ショップでも多く取り扱っているブランドでもあります。
歴史の長いブランドだけあって、ラインの種類も多く、シーズンも一目で見分けることは困難。
年代を特定するには素人目には難しいブランドです。
そこで今回は yohji yamamoto のアイテムをかなり深堀りしたまとめ的な記事をつくりました。
これで、より yohji yamamoto を好きになっていただければ幸いです。
タグから年代を推測する方法
ヨウジヤマモトは型番がタグに記載されており、そこから年代を判別することが可能です。
一部のラインは対応しておらず、「Ground Y」「Y-3」や一部の Y’s for men が当てはまらなケースがあるので注意してください。
また、Ground Y の場合は、型番をグーグル検索することで見つける事ができ、Y-3 は後述するアディダスと同じ方法で判別することが可能です。
要領が分かれば簡単にいつのシーズン化が分かるので、ぜひ参考にしてみて下さい。
この型番に注目!
「HN-J72-120」
基本的にこの英数字から、年代を識別することが可能となっています。
そして、各英数字からライン名、年代、アイテム名、素材を特定できます。
ラインを特定する
まず、1文字目がラインを表しています。
YOHJI YAMAMOTO FEMME / F
YOHJI YAMAMOTO POUR HOMME / H
Y,s / Y または M
Y's for men / M
といったように、ラインごとに頭文字をとった英語が1文字目にきます。
ちなみにY's(ワイズ)にはメンズとレディースラインがあり、この頭文字がMだとメンズ、Yだとレディースになります。
年代を特定する
続いて2文字目のアルファベットが年代を読み取るうえで一番重要なポイント。
他のブランドだと分かりやすく数字で年代を割り振っている物も少なくないですが、yohji は特別分かりにくい仕様です。
2文字目の英字を下の表から照らし合わせることで年代を割り出すことが可能となっています。
上の画像の物だとNなので、99Aまたは05AWまたは20SSのアイテムとなります。
※yohji yamamoto pour homme ではほぼ間違いなく当てはまるアルファベットがあるのですが、Y's for men や Y's G round Y ではこの表に当てはまらないアルファベットも存在するのでご注意ください。
同じ英語のシーズンの特定
このように年代を特定することが可能なのですが、上記の「N」のように、同じアルファベットが使われているシーズンが存在します。
さらに「V」などは94ss・09ss・18awと3シーズンで同じ文字となっており、これだけでは判別が困難。
ですが、実はこれも判別が可能です!
サイズ表記と洗濯表記に注目することで絞り込むことができます。
左から 94aw・09ss・18aw という並びとなっていますが、
コチラのサイズを見ると 94aw は 「M」という英語表記。
09ss と 18aw は「3・2」と 数字表記でサイズを表していることが分かります。
このサイズ表記で、年代を大きく分けることができ、
2000年を境にサイズ表記が変わる!
99aw 以前のサイズは英語表記。
2000ss 以降のサイズは数字表記。
となっています。
ということで、2000年以前なのか以降なのか、というのをサイズ表記から読み取れます。
また、17ss 以降は家庭用品品質表示法が改正されたことで、洗濯表記の仕様が変わっている為、そこで判別が可能となっています。
2017年を境に新洗濯表記へ
2016年以前は旧洗濯表記
2017年以降は新洗濯表記
以上でほとんどの年代を特定することができます。
ですが、それでもアルファベットが被ってしまったシーズン(O,X,Bなど)があり、それらは春夏か秋冬なのかで特定するしかありません。
ですので、確定的な特定ができないシーズンにはなります。
判別が難しい物はデザインを参考にコレクションから特定する
シーズンのアルファベットが被ってしまい、サイズ表記や洗濯表記でも特定ができない「O,X,B」のシーズンはコレクションから特定できる場合があります。
確実に特定するのは難しいですが、ファッションプレスなどのコレクション画像を参考に絞ったシーズンの中から特定してみると良いでしょう。
1991年以前のシーズン
続いて、表にない 1991aw 以前のシーズンですが、このシーズンより前になると品番がなくなります。
そして、ブランドタグもいわゆる「丸文字ロゴ」と呼ばれるものになります。
コチラですね。
丸文字ロゴは 80s と表現されることも多いですが、91年秋冬まで継続しているブランドロゴとなっているため、正確には 80s or 90s初期 というのが正しい見方でしょう。
品番がない為、タグからの年代特定は不可能なので、デザインなどからコレクションを参考に年代特定する方法しかないかと思われます。
さらに、丸ロゴよりもさらに前、最初期のタグがあり、70年代から80年代初期頃のタグとされています。
茶色がかったグレーのタグで y の文字にさらに丸みを帯びています。
yohji yamamoto 表記の下に paris の表記があるのも特徴です。
以上が製品タグから年代を特定する方法です。
3文字目はアイテムの種類
ちなみにですが、3文字目はアイテムの種類を表しています。
3文字目はアイテム名
J / ジャケット
C / コート
P / パンツ
などとなっています。
Y-3 の年代判別方法
Y-3は上の判別方法は年代を特定できないのですが、アディダスと同じ方法で判別が可能です。
ポイントとなるのが、品質表示タグの近くに付いている小さいタグの裏。
ここに製造年と型番が記載されています。
赤丸で囲った部分が製造年となっており、月/年 となっています。
上の画像の場合は2020年の5月製造。
リリースシーズンより少し前に製造されるので、こちらは2020年秋冬のモデルとなります。
春夏モデルは12月頃から3月頃にかけて作れるので、明確な線引きは現在できていませんが、夏ごろに製造されたものは秋冬で、冬頃に製造された物は春夏と考えておくと良いでしょう。
YOHJI YAMAMOTO (ヨウジヤマモト)のライン紹介
続いて、ヨウジヤマモトのラインについて!
現在無くなってしまったラインもありますが、その中でも根強い人気のあったラインや、現在人気のあるラインを紹介します。
YOHJI YAMAMOTO FEMME(ヨウジヤマモトファム)
通称「ファム」と呼ばれる yohji yamamoto のレディースのコレクションライン。
コンセプトは
デザイナー山本耀司の世界観を最大限に服のクリエーションで表現しているブランド
1981年のパリコレクションでのデビュー以来、
伝統的な西洋的服作りへのアンチテーゼ、
「アンチテーゼによってモードを制覇する」という哲学のもと
モード界に革命をもたらし続けています。
その反骨精神で、常にタブーを壊し時代に流されない
新しい価値観を創造する服作りにより哲学を表現しています。
yohji yamamoto の世界観に一番浸ることができるラインになっています。
かなり前衛的なデザインも多く、yohji yamamoto が好きな女性は憧れるラインですね。
価格帯は各ラインの中でも yohji yamamoto pour homme (メンズライン)に次ぐ高さ。
現在の"服"にとらわれない新しいモードを作りだすブランドです。
YOHJI YAMAMOTO POUR HOMME(ヨウジヤマモトプールオム)
yohji yamamoto のメンズで一番人気のあるライン
コンセプトは
デザイナー山本耀司の世界観を最大限に服のクリエーションで表現しているメンズブランドです。
1984年よりパリコレクションで発表しています。
山本の考える男性像は、社会の規範に縛られることなく
自由な精神を持つ”何者だかわからない“男たち。
ダンディでありながらどこかコミカルなユニークさが漂っている男たちです。
yohji yamamoto の世界観を最大限に味わう事ができる。
というコンセプトはレディースと相違はありませんが、「ダンディでありながらどこかコミカルなユニークさが漂っている男たち」
というのはレディースと大きく違う視点なのではないでしょうか?
まさに 山本耀司氏本人をイメージするコンセプトに感じます。
価格帯はすべてのラインの中でも一番高く、ジャケットの定価は12万円~といったところ。
シャツなどでも3万円~が基本的な価格帯です。
もちろん、人気も一番高く、現在中古市場で高値で取引される過去の名作はほとんどがこの poul homme のラインの物です。
過去の名作を復刻した「レプリカシリーズ」もこのラインに含まれます。
yohji yamamoto の世界観を男性としては一番に味わえるのはもちろん、一目で yohji yamamoto だと分かる素晴らしいデザインを着ることができるのもこのラインが選ばれる理由でしょう。
REGULATION Yohji Yamamoto(レギュレーションヨウジヤマモト)
ベーシックなジャケット・シャツ・スラックスを展開するライン。
コンセプトは
REGULATION Yohji Yamamotoは、統制・指揮といった言葉を連想させる
「制服」をテーマに、Clothes with Discipline”規律をもった服“を提案します。
山本耀司はミリタリー調のジャケットやコートといった山本が若い頃から好んだ題材のひとつ、
ユニフォームという様式のあり方に常にこだわり続けてきました。
ヨウジヤマモトの服が持つ強烈な独自性から2013年春夏シーズンから新たに生まれた、
着る者それぞれの着こなしが可能な山本耀司のユニフォーム。
山本耀司がメインテーマの一つと考えていたユニフォームを、コレクションとして表現します。
基本的にスーツ系のアイテムが多いラインで、「制服」がコレクションの中心。
勿論黒を基調としたセットアップなどがメインですね。
Black Scandal Yohji Yamamoto(ブラックスキャンダルヨウジヤマモト)
18ssからスタートアートモチーフやメッセージ性の強いアイテムが特徴的なライン。
ユニセックスラインで、コレクションには芸能人や著名人を起用することが多いですね。
スキャンダラスなデザインは今の yohji yamamoto を感じることができ、黒の中に表現される色彩溢れるデザインは魅力的でカッコよさを感じずにはいられません。
画家とのコラボも多く、アートを着ることができるコレクションとも言えるのではないでしょうか。
YOHJI YAMAMOTO +NOIR(ヨウジヤマモトプリュスノアール)
ヨウジヤマモトの世界観を日常着で表現したブランド
コンセプトは
ヨウジヤマモトの世界観を日常着(デイリーウェア)で表現したブランドです。
黒をテーマとし、分量、バランスにこだわり、
山本耀司の世界として、
クラシック(古典ではなく、流行にとらわれないスタイル)、
エレガンス、ゴージャス(豪華ではなく、洗練されて美しい様)を表現しています。
デイリーユースに重きを置いているラインですね。
とは言ってもやはり、yohji yamamoto
結構派手目なアイテムも多かったりします。
B Yohji Yamamoto(ビーヨウジヤマモト)
シンプル・ユニセックス・スポーティーな要素のデイリークローズ
プリュスノアールの中のひとつのライン。
2016年にスタートし、若手デザイナーズチームが手掛けているラインになります。
コンセプトは
B Yohji Yamamoto - アルファベットの「B」は
「Black」「Big Silhouette(ビッグシルエット)」「B面」等の
言葉を暗示するイニシャル。シンプル、ユニセックス、スポーティーな
デイリークローズを提案します。ワードローブのアイテムとして
普段のコーディネートに取り入れやすい気軽さが特徴です。
yohji yamamoto のラインの中でも比較的取り入れやすいデザインが多く、それでいてきちんと yohji yamamoto を感じ取ることができます。
基本的にレディースが多く、メンズもユニセックスで楽しめるラインのようです。
こちらもコレクションに著名人を起用することが多く、分かりやすいファッションアイコン的な女優さんが着ているルックを良く見かけます。
Y's(ワイズ)
yohji yamamoto でも長い歴史を持つY's(ワイズ)
レディースのラインで yohji yamamoto femme のセカンドラインというよりは全く別のラインの様な位置づけだと感じています。
コンセプトは
ワイズは、1972年から山本耀司が手掛けた最初のブランドであり、
それとともに、山本の服作りへの思想と哲学です。
原点は、男性の服を女性が着るというコンセプトのもと
時代に流されることのない価値観を持つ、自立した働く女性たちへの服作りです。
こだわりはカッティングとシルエットにあり、素材の風合いを生かし、
着ることによって生まれる人の体と服の間にある空気感、分量感、
バランスを大切に服創りは行われています。
機能的かつ品位のある日常着という独自のカテゴリーを、ワイズは確立し提案し続けます。
とあるように、レディースがメンズの服を着る、ユニセックスの先駆けのようなコンセプト。
これが Y's を着ている女性のカッコよさに繋がるのでしょう。
Y's for men(ワイズフォーメン)
1978年に設立され、2009年秋冬をもって終了したメンズライン。
コンセプト
「Y'sを着ている女性の隣にいる男性が似合う服」
とレディースがあってこそのメンズラインとなっています。
yohji yamamoto よりも控えめなデザインと価格が魅力で、今現在も中古で人気のあるラインです。
TAKESHI KOSAKA by Y's Pink Label(タケシコサカ バイ ワイズ ピンクレーベル)
2014年春夏にデビューした比較的新し目のライン。
デザイン性の高い服を好むファッションイノベーターに向けたラインです。
レースやボタニカルなど、黒の引き立て役となるアイテムを数多く取り揃えています。
Ground Y(グラウンドワイ)
2014年にyohji yamamotoのセレクトショップとしてスタート。
現在ではユニセックスとしても展開しています。
ヨウジヤマモト社のフィルターを通し、ファッションの新たな可能性を提案するブランド
「Ground Y(グラウンド ワイ)」。
コンセプトにシンクロする多面的な要素をとりいれながらジェンダーレス、エイジレスなスタイルで新しい世界観を提案します。
新世紀エヴァンゲリオンやワンピースなどのアニメとも数多くコラボし、ファッションアディクトだけでなく、幅広い客層から好まれる yohji yamamoto というイメージです。
Y-3(ワイスリー)
adidasとのコラボライン。
スポーツとモードが融合したアイテムが多く、adidas ならではの機能性と yohji yamamoto ならではのデザイン性が共存したラインとなっています。
ワイスリー / Y-3
2001年「Yohji Yamamoto Femme/Homme」のコレクションにおいて、フットウェアのみを「adidas for Yohji Yamamoto」としてデビューさせたのが始まり。2003年、アディダスとデザイナーヨウジヤマモトとのコラボレーション「Y-3(ワイ・スリー)」が誕生。ブランド名「Y-3」のYは、Yohji Yamamotoの頭文字、3はアディダスの3本線を表している。
「スポーツウェアをエレガントでシックなものにしたい、それまで存在しなかったものを創りたかった」という山本耀司の想いが凝縮されたブランド。
スニーカーやリュック・キャップなどの服飾品が定番として人気です。
S'YTE(サイト)
オンライン限定ブランド。
yohji yamamoto がwebサイトを中心に展開するブランド「s’yte(サイト)」。2011年9月1日よりスタート。
「s’yte(サイト)」は、より身近に感じられるカジュアルウェア・ブランド。
ヨウジヤマモト グループ ブランドの服を着たことのない人々もウェブを介し、気軽に着てもらえることを目指している。
デザインはヨウジヤマモト デザインチームが手がけている。
ブランド名の、「s’yte」の意味は、「et Y’s (フランス語でY’s と共に)」を逆さにしたところから由来している。
最初はメンズウェアの展開から始まったが、2012年、9月よりウィメンズラインの展開をスタートする。
他のラインよりも比較的安価な価格で、yohji yamamoto の世界観を楽しむ事ができるラインになります。
ワイドパンツやバルーンパンツなども多く展開しているので、まずはここから yohji yamamoto の世界観に触れてみるのも良いのではないでしょうか?
YOHJI YAMAMOTO POUR HOMME の主要なシーズン
yohji yamamoto の中には名作と呼ばれるシーズンがあります。
これらは今でも高値で取引されており、中古にも出回りにくいレアなアイテムも数多くあるんですね。
そんな人気のシーズンをいくつかご紹介します。
94AW マリオネット期
糸を使用したアイテム、またオーバーサイズのシャツがこのシーズン多く見られます。
マリオネットは糸で操る人形を指しているので、「糸」という部分にフォーカスしたシーズンだと言えるでしょう。
95AW 鹿鳴館(ろくめいかん)期
明治時代に建てられた外交の為の洋館「鹿鳴館」があります。
歴史の教科書で見たことがあるという方も多いはずです。
煌びやかな建物で外交をする。
そんな様子がプリントや刺繍で服に描かれている物が人気のアイテムになります。
色彩に富んだデザインが yohji yamamoto の黒にアクセントを加えられる面白い服になっていますね。
96SS 花と少年期
yohji yamamoto のアーカイブの中でも特に人気があるのが、この「花と少年期」
yohji yamamoto の中で「花」というのはかなりイメージに染みついていますよね。
中でも牡丹の花を描いたシャツやブルゾンはずば抜けて人気があり、黒とのコントラストは本当にカッコイイです。
中古市場でもあまり出回らないアイテムが多いですが、昔の yohji yamamoto らしさを存分に味わえるシーズンになっているかと思います。
97AW 蝋人形期
リアルとフェイクに焦点を当てたコレクション。
光沢感のあるレザーに似せた素材やアイテムなどが多く登場するシーズンになります。
99AW ジプシー期
ジプシーとはヨーロッパで生活している移動型民族を指します。
このコレクションはそんな民族のひとつの祭りのようなパレードの様な雰囲気で行われていたように思います。
ショールカラーなどの襟の特徴のあるアイテムが多いシーズンでした。
00SS アジアの不良期
学ランにボンタンの様な、名前の通り「日本の不良」を彷彿とさせるルックが並んだコレクション。
ワイドパンツに柄シャツをインさせたルックなどもあり、かなり現代のトレンドに近いコレクションになっているかと思います。
右側の英字プリントのアイテムなどが特徴的で人気です。
11SS ゴブラン期
ゴブラン織りと呼ばれる手間のかかる製法で作られた生地を存分に使用したシーズン。
テーラードやタキシードなどのカッチリとした「洋服」が多く登場しました。
このシーズンのゴブランアイテムは当時数も少なかったようなので、かなり高値で取引されています。
シーズンまとめ
まとめると、
94AW マリオネット期
95AW 鹿鳴館(ろくめいかん)期
96SS 花と少年期
97AW 蝋人形期
99AW ジプシー期
00SS アジアの不良
11SS ゴブラン期
が有名なシーズンとなります。
yohji yamamoto の 名作
yohji yamamoto には人気のシーズンがあるのですが、その中にも「名作」と呼ばれる人気のあるアイテムが存在します。
そんな「名作」をいくつかご紹介しましょう。
牡丹の花
1996SSの花と少年期でも登場した牡丹の花。
yohji yamamoto の中でも名作でひときわ目立つアイコン的なアーカイブです。
美しいを形容する花言葉にも使われる牡丹の花ですが、黒とのコントラストがより赤を際立たせて美しく見せてくれます。
今でも復刻されることが多く、また 「yohji yamamoto」 と「花」 を結びつけるアイテムになったと言えるでしょう。
ツエムラサエコ
イラストレーター「杖村サエコ」氏とのコラボ。
ツエムラサエコによる昭和の女優画が yohji yamamoto の雰囲気と上手くマッチした名作です。
1991年と2002年にコラボしています。
女優刺繍
2002年春夏のコレクションアイテム。
コチラも名作中の名作で、あまり市場に出回らない物になります。
ギャバのジャケットの胸元に刺繍された女優画。
ロゴのデザインと相まって、今見ても本当にカッコイイ一着です。
友弾羽
日本の代表的な着物の染色方法である「友禅染め」
色彩が豊かに表現でき、花鳥・草木・山水などを鮮やかに表現することができました。
その染色方法で羽を描き、洋服に落とし込んでいます。
綺麗な色合いが和と洋の融合を感じる日本ブランドの yohji yamamoto らしい一着です。
スカルローズ
2014年に登場し、2018年に復刻もされた yohji yamamoto でも人気の柄「スカルローズ」
昔から使われていた「花」と相反する「スカル」を組み合わせたデザインです。
かなり派手目なデザインですが、テーラードの中で表現することで、バランスの取れたアイテムとなっています。
比較的最近の yohji の名作ですね。
カラスパンツ
2014SSに発表され、かなり人気のあったパンツです。
落ち感のあるシワギャバを使用し、後ろ見頃に生地を余らせることで、歩くと風に大きくなびくようなディテールが特徴です。
その後ろ見頃がカラスの尻尾をイメージしたことからこの名前が付けられています。
ワイドなシルエットで yohji yamamoto のどんなトップスともマッチするアイテム。
今でも再リリースされているので、手に入れやすい名作です。
過去のシーズンやアイテムを知って yohji yamamoto を楽しもう
いかがでしたでしょうか?
まだまだ yohji yamamoto について書ききれていない部分は多いですが、ブランドを楽しむためのきっかけにはなれるのではないかと思います。
過去のシーズンやアイテムは今では古着屋などでしか手に入れることが難しい物ばかり。
ですが、今の yohji yamamoto にない雰囲気や今の yohji yamamoto を作ってきた軌跡を感じ取ることができるのはアーカイブならではです。
当店でもそんなアーカイブを楽しんでいただけるよう yohji yamamoto の過去の作品をお届けできたらと思います。